『マップアクロス』 で印象を変える
NLPでは「代表(表彰)システム」というモデルが有名です。
私たちが、新しいことを考えたり、過去のことを思い出したりと内面的な情報処理をする時には、視覚的に行う傾向の強い人、聴覚、触運動感覚の傾向が強い人などそれぞれ人によって違うのです。 この視覚、聴覚、触運動感覚をさらに細かく分けたのがサブ・モダリティ(従属要素)と言って、NLPのテクニックではこれを扱ったものがたくさんあります。 その中のひとつ「マップアクロス」を紹介しましょう!
まず、スタック(行き詰まり)の状態の時を再体験してもらい、その時に視覚的な情報はどんなか情報収集します。見える位置、距離、色、動きなどです。
次に、聴覚的な情報を集めます。声、音楽、音などで、その大きさや聞こえる位置などです。
最後に触運動感覚に関した情報を集めます。どんな感覚を感じるか? どの辺に感じるか・・・・
スタックにおける情報収集が終わったら、今度はリソースフル(良い感じがたくさん、充実感や達成感を味わっているようなことです)な状態に浸ってもらいます。自分がそうありたい状態や、過去に体験したことのある状態などです。その状態においての視覚、聴覚、触運動感覚の情報を集めます。
情報収集が済んだら、いよいよ「マップアクロス」です。
スタックの状態に再度浸ってもらい、その後はそこで体験している視覚、聴覚、触運動感覚のサブ・モダリティを、次から次へとリソースフルな時のサブ・モダリティへと変化させて行きます。
そしてクライエントが良い状態になったら終わりという、仕組み自体は簡単なものです。
先だって、自分がクライエント役としてワークしてもらいました。
私は視覚が優位なのですが、この時も、やはりV(視覚)の情報が多かったです。
スタックの状態では、正面にあまり動きのない映像としてありました。母親が僕に対して「のろい」とか「ぐずぐずしている」とか「はっきりしない」とかの否定的なことをたまに言ったのですが、母と会話していると今でもそういう状況がふっと蘇ってきてしまう事があるのです。
視覚以外にも、聴覚、触運動感覚の情報も集められました。
リソースの状態は、正面でゆっくり動いていてさらに相手が笑っています。
これは中学校の時、陸上部にいたのですが、3年生の時に100M走のゴールを切った時の監督の先生の笑顔とストップウォッチを僕に見せながら駆け寄ってくる姿です。同じ部員の中では遅い方だったのですが、タイムが急に伸びたので先生も喜んでくれたんですね。
母親の呪文によって「自分はのろい」と思っていたのに、そうでもないじゃん!と視界が開けたように感じたのを覚えていて、それが僕のリソースのひとつに加わりました。
「マップアクロス」は、視覚の情報をいくつか変化させて行った際に起こりました。
下向き加減に見えていた視覚の情報を、視線を上に向けて、運動場の広い風景に変化させた時に、聴覚も触運動感覚も、引きずられるように、一緒に良いほうへ変化したのです。
今まで、そんなに意識していなかった事件なのですが、今回の練習でその時の感覚を思い出しながら味わったら、なんか身体にエネルギーが蘇ってくるように感じられました。
ゆっくりとした口調、語りかけるタイミングなどを使いながら、相手をよくキャリブレーション(観察)することが必要であるということも学びました!
今回、紹介した「マップアクロス」はNLPのプラクティショナー・コースの中で体験する時間があります。文章ではおおまかな構造は理解できても、なかなか実感が伝わらないことでしょう!
カウンセリングや、ビジネスの場面での活用も可能です。ぜひ一度体験してみて下さい。
●2枚の写真は、
アメリカのサンタフェ市内のスーパー・マーケットにて。
太陽をあしらった飾りがニューメキシコらしい。
山積みされたスイカがおいしそう!!。
| 文責 舩橋康芳 |
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