「もしも課題を達成したら・・・」 ~空想を駆使して、現実をクリア~
NLPのテクニックの中に、まだ起きていないことを、あたかも現実として起きたことのように想定して肯定的なイメージを作りながら目標に近づくというものがあります。「アズ・イフ・フレーム」と言うテクニックです。 自分が目標として持っているのだけれどまだ達成していない目標があるとか、達成できたらいいなあと思いながら一歩踏み出せないでいる課題があるということを話しているクライエントや部下、後輩などに試してみる価値のあるテクニックです。
手順としては簡単です。
「目標を達成した場面」「課題をクリアした場面」のイメージをありありと膨らませてもらいます。自分の欲しい望ましい状況が、どんな風に見えるか、そこに誰か一緒にいるか、そこは何処か、どんな声が聞こえるか、自分は何と言っているか、身体はどんな感覚を持っているか・・・・・
達成を妨げるものがすべてクリア出来ている。
邪魔するものが何一つない!
そんな条件のイメージの中で行ってもらいます。
そして、達成した場面に充分浸ってもらったら、そこから過去の自分とそのプロセスをふり返ってもらい、どんな能力を使ったか、何をやらなかったか、どんな助けがあったかなど、上手く行くために使った要素をひとつ残らず集めてもらいます。
それが充分に済んだら、イメージの中をゆっくりと現実に戻ってもらいます。
それまで、あれがダメ、これがまずい! と言って実行が出来ずにいたものが出来そうなイメージが沸き、身体の中にもエネルギーが満ちてくるという体験を語ってくれる方がたくさんいます。
私たちが何か目標を立て、それを達成するためにプランする場合、どんな事が必要かを、ひとつ一つ積み重ねて考えて行くことが多いと思います。しかし、そういうやり方で進めて行くと、心理的な負担が大きくなり、かえってモチベーションに繋がらなかったりしてしまう場合が多いのです。
このテクニックは、その部分を敢えて飛び越してしまうという点がポイントなのです。
このテクニックは、NLPのモデルとなった医療催眠療法家のミルトン・エリクソンがよく使っていたパターンだそうですが、心理療法の場面に限らず、スポーツ選手がこれから試合に臨む時、営業マンがお客さんの所に大事な交渉に行くとき、学会等での発表をひかえている時など、様々な場面で活用することが可能です。

プラクティショナー・コースでは、自分の話題を使って実際にこのテクニックを体験する機会があります。また、練習で他者にこのテクニックを実験させてもらうことも出来るので、身に付けやすい機会です。
サンタフェNLP/発達心理学協会のトレーナーである心理士の方が、燃え尽きてしまった看護師さんをカウンセリングした時に、このテクニックを使って見事立ち直ったという報告も、何件も受けています!
こんな役立つNLPを、あなたも是非身に付けて下さい。
●2枚の写真は、(上)関西国際空港で滑走路に向かう大韓航空のB747 (2006年1月撮影)(下)同じく関西国際空港。りんくうタウンをバックに、スポットからプッシュ・バックして行く全日空(ANA)のB737 (2006年1月撮影)
| 文責 舩橋康芳 |
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