NLP情報局 NLPトレーナー梅本和比己のブログ

2007/5/25 金曜日

NLP情報局/カテゴリー:ビジネスとNLP

ビジネスの現場     

自己管理について
人間関係をよくするためノウハウを解説する本が沢山出版されています。さまざまな実例をあげて、こんな時はこのようにという上手な対応の仕方を説明しています。
その解説を読むとなるほどと思いますし、そのとおりに実行すると、実際によい関係ができたり、よくなる可能性が高いことは確かです。
問題は、そのとおりに実行してもうまくいかなかった時どうするかです。
コミュニケーションは、相手があって初めて成り立つものなので、相手が100%こちらの期待に応えてくれる保証はありません。つまり、どのような時にも役に立つ方法や言い方というものは存在しないのです。しかし、どのような時にも役に立つこちらの「あり方」というものは存在します。交流分析なら「I am OK You are OK」というあり方であり、NLPなら「リソースのある柔軟な状態」ということになるでしょうか。私たちの行動の多くは子供の頃に受けた影響によって自動的に同じようなパターンになる傾向があります。
例えば、自分でも相手の行動に振り回されてはいけないと分かっているのに、つい相手の挑発に反応してしまうような時です。
分かっていても過去の行動パターンにもどりがちな理由は、それらの行動の裏に、その人にとっては大切なある価値観が関係しているからです。つまり、他の人には、非生産的と見えても、その人にとっては、何か「肯定的な目的」がどこかに存在しているために、同じような反応が繰り返されるのです。このように相手の過去の影響による行動に対して、こちらも過去の影響による行動で反応している限り、よい人間関係は成立しないことになります。
■1■ 相手の非生産的な行動への対応とブレイク・ステート
相手の非生産的な行動には、知覚の位置の第3で対応するのは、とても有効です。問題は、いかにして自分を「第3の位置」にするかということです。一番簡単な方法は、「ブレイク・ステート」です。
「ブレイク・ステート」を使えば、ある状態、状況を中断することができます。何か困った問題を抱えている状態や状況にある時でも、その時の意識を全く違う方向に向けることで、かなり気分が変わります。
また、注意の方向で言えば、「視覚、外的、広い」になりますが、このように意識して注意の方向を変えることを活用することは、案外有効です。気分が変われば、過去のパターンから「第3の位置」に移動することが可能になります。このように、ある状態から別の状態に移れるような、あなただけの特別のスイッチを作っておくことで、相手に「振り回される」ことから逃れるだけでも、非生産的な時間を費やさないですむことができます。
私たちの行動は、ある時点での心理的・感情的な状態によって大きく左右されます。不安になっている時と、リラックスしている時では全く気分が違います。NLPのスキルのほとんどは、ある状態に意識的にアクセスさせて、行き詰った状態の知覚を変化させるという構造を持っています。ところが、このようなスキルを生かすには、過去の自動的な反応パターンが発動する前に自分自身に気づいて、過去の知覚を今ここの知覚に変化させなくてならないのです。これを可能にする方法として、私は次の2つのやり方を実行しています。
■2■ 別の状態に移るための回路作り
一つは、「知覚の3つの位置」を使う方法です。
このスキルによって得られた「気づき」を元に、新しい「関係」を作るシミュレーションをします。
その「気づき」に矛盾しない、本当に自分が欲しいと思う「望ましい人間関係」をつくるには、「何を、どのように言えばよいのか」を、その場で考え実際に声に出して言っていただくのです。
そして、それを言った時、何がおこりどのように関係が変わるかを擬似体験していただきます。そして、その擬似体験が新しいリソースとなるよい状態なら、その場でアンカリングをしていただきます。
このような体験学習によって実際の人間関係が変わり、相手に振り回されることもなくなったと言っていただいた例は少なくありません。もう一つは、ビジュアル・スクァッシュを使う方法です。
すぐには信じてもらえないことが多いのですが、スキルを体験した人は、後日、実際の場面で以前とは違う状態を体験し、結果として変わることができたりします。よく、とても不思議な感覚になったというようなこと言われます。

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